2017.04.24
三条会商店街といえば、なんといっても5月のビール祭。日本中の醸造家が集まる大イベントなので、ハロウィンの渋谷なみに混雑します。
そのビール祭でローンチするべきは、どう考えてもビールジェラート。
実は、私・・・・アルコールジェラート得意なのです。
会社にも誰にいなくなり、秘密のレシピを展開するにはうってつけ。だーれもしらない秘密の素材をいろいろ持ち込み、試作してみました。
会社にはビールがないので、近くのコンビニへ。黒いスタウトビールが欲しかったのですが、どうもこの辺の人は黒を飲まないようで入手できず、仕方ないので黒ラベルで代用。
なんと、プレマルシェ・ジェラテリアにはアイスクリーム研究機関くらいしか持たないであろう、試作専用の小型機があります。この試作機、なんと80万円もするのですが、無駄な試作で食べものを捨てたくないという気持ちから、街のジェラテリアとしては贅沢すぎるのですが、買ってしまいました。
※プレマ株式会社の目指す>>食品破棄ゼロ運動
少量で試作を繰り返すことができるので、いくらでもレシピ改良にチャレンジでき、しかも捨てる食材はほぼなし。最近はどうしようもない駄作ができることは少なく(以前はありました)、そこそこうまくいっていればプレマルシェの上にある会社のメンバが仕事中に食べる、もしくはお持ち帰りしてくれますので、捨てることは相当なくなりました。
もちろん、お客様に販売するジェラートで素材の調合間違いや、とんでもない味の果物が来たりすると、どうしようもなくて捨てることはあるにはあります。超高値の冷凍宮古島産マンゴーはなんとキュウリ味、和歌山産イチゴは極端な糖度不足で味も香りも最悪ということがありました。ものすごく高いので、正直返品したいのですが、生産者をいじめても仕方ないので、涙を飲むわけです。
どこから買うと外れをつかまされるのかよく分かってきたので、仕入れの失敗もかなり減りました。(決して宮古島産マンゴーや和歌山県産イチゴがダメなのではありません、あくまで特定の製造元がいわゆる規格外品やおいしくない品を、分からないだろうと冷凍品に入れているに過ぎません。)売るどころか、スタッフもまずいまずいの連続で、こういうときにはごめんなさいをします。
どんどん話しが膨らみましたが、黒ビールならぬ黒ラベルにオレンジや有機レモンを加え、様々な魔法を加えて試作機へ。
じっと眺めて待つこと8分・・・・は無理で、ついスプーンを入れて味見、味見。
ちょっと、酔ってきた頃に試作完了。
バットに入れ、加速冷凍をすすめつつ、試作機の回転体にべっとりとへばりついたビールジェラートをいただきました。日本人がこの機械作ったとしたら、もっと上手に作るだろうな、等と思いつつ、イタリアの超アナログなマシンの細部をスプーンで掃除、掃除。
すみません、申し訳ないけれど、おいしすぎます。
もしこれが、黒ラベルではなくて、黒ビールなら、絶対もっとおいしい!
ということで、超おいしいので、たぶんビール祭では1時間もしないうちに完売かと思いますが、もっとバリエーション増やしていろいろご提案します
BEYOND ”FOOD BARRIER”!の精神は、食に制限がある方だけでは決してなく、お酒好きな皆さんにも開かれているのです。人生、楽しんでなんぼ!ですわ。
どうぞビール祭をお楽しみに!
※京都なら「ビール祭やで!」ではなく「ビール祭どす」と違いますか? と言われそうなのですが、
京都ではそんなに「どすどす」いうたあぁらしまへん。観光地やら、お寺さんの門前町とかにいかはったら、たしかにそんなんゆーてはりますなぁo(^-^o)
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1分でわかる
プレマルシェ・ジェラテリア
- 自然食屋が、そのノウハウの全てを注ぎ込んだ京都のジェラート店
- イタリアジェラート協会 国際コンテスト3年連続複数部門受賞
- 正統イタリアン・ジェラートでありながら、和素材を生かしている
- 機能素材やスーパーフードを多用し、罪悪感ゼロで楽しめる
- 日本最大級のヴィーガン、ノンミルクジェラートの品揃え
- 安価で味の粗いサトウキビ由来の白砂糖は一切不使用
- 合成乳化剤・合成安定剤、合成食品添加物は一切不使用
- 主に外国人から特別に高い評価を受け、行列になる日もある
- チーフ・ジェラティエーレ(ジェラート職人)は中川信男
- 前代未聞の「ジェラートのすべてが米素材100%」も各種開発
- 「食べたら血流が増加する」という公的試験機関データあり
- 京都でフードバリアを超えるというプロジェクトを立ち上げ
(Beyond “Food barrier”! 参照 ) - 私たちが作るジェラートは「心の薬である」と真剣に希求