湯葉ジェラート(精進生ゆば)と極秘情報

NOBUO NAKAGAWA

2017.09.10

今度は、京都新聞のインターネット版に掲載いただきました。

http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20170909000053

記者さんには「精進ヴィーガンで湯葉のジェラートは日本初」とお話ししたのですが、記事中には「湯葉を使ったジェラートは日本初」となっていましたので、誤解が生じるといけませんので、ここで書かせていただきます。

普通に考えていただいて、高級素材であるゆばを、安価な輸入白砂糖や、ミルク・動物性素材を一滴も使わず作ると、利益の観点からだけ考えれば、この価格では成立しません。ましてや、超高価なサンゴカルシウムやスーパーフードまで加えています。豆乳もオーガニックです。実際、比叡ゆばさんと試作の途上でも、「ほんとうにこれでいいのだろうか」と何度も考え続けました。

これは、すでに伝説となりつつあるミルク、そしてヴィーガン両方で作っているピスタチオ味でも同じことで、500円で売れば売るほど首が絞まります。

実は、4月の開店当初から、ミルクのピスタチオ、そしてすべてのヴィーガンメニューはプラス100円のプレミアムフレーバー表示(フレーバーカードに金色の●)をしており、実際、店内のメニューではプレミアムフレーバー+100円と大きく書いています。

しかし、券売機には、「+100円」のチケットがありません。おそらく5月くらいには消しました。律儀に最初から買って頂く方もいらっしゃったのですが、「がんばれるところまでがんばります」といって、100円をお返しすることを繰り返していました。そんなこともあって、券売機から「+100円」のチケットを消してしまったのです。券売機の設定は、私自身でやっていますので、すぐに消せるのです。

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はっきりいって、アホの領域です。

お味見していただいて、「おいしー、これはフランスの有名店よりずっとおいしい」とか「世界一ですよ」と真顔で繰り返し言っていただいている間に、皆さんのその言霊が、私のスイッチをどこかで切り替えてしまったようなのです。

本来は600円だったはずの精進生湯葉ジェラートも、気がつけば500円でとなっていました。この記事を書く瞬間まで忘れていたほどです。

新しいスタッフには、プレミアムフレーバーが本来は+100円であることすら教育していません。これも忘れていました。

アホ状態で表示価格にはあるのに、実際には売っていない幻の100円チケットが、いつ幻でなく現実のものになるか、今年の成果にかかっています。

どうぞ皆さま、お友達とお誘い合わせいただいて、なるべく平日のお昼間にお越しいただけるとありがたいです。土日は超満員状態が普通になってきましたので、ゆったりとご試食や座ってお召し上がりいただけないことを恐れています。アホにもう少し、力をお貸しください。

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プレマルシェ・ジェラテリア

  • 自然食屋が、そのノウハウの全てを注ぎ込んだ京都のジェラート店
  • イタリアジェラート協会 国際コンテスト3年連続複数部門受賞
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  • 合成乳化剤・合成安定剤、合成食品添加物は一切不使用
  • 主に外国人から特別に高い評価を受け、行列になる日もある
  • チーフ・ジェラティエーレ(ジェラート職人)は中川信男
  • 前代未聞の「ジェラートのすべてが米素材100%」も各種開発
  • 「食べたら血流が増加する」という公的試験機関データあり
  • 京都でフードバリアを超えるというプロジェクトを立ち上げ
    Beyond “Food barrier”! 参照 )
  • 私たちが作るジェラートは「心の薬である」と真剣に希求