「おいしい」の理論

NOBUO NAKAGAWA

2017.04.10

おいしいにまつわる理論があります。

DSC_0582.JPG

マルシェ・ジェラテリアで大切にしている理論なのですが、ご来店の方はご存じのように、お味見は無料で楽しんでいただけます。お味見の数は、実際にジェラートを販売する数よりもずっと多いわけで、お味見を自由にしていただけるのには理由があります。

フレーバーについて簡単にご説明したうえで「いかがですが、お口にあいますか?」とお伺いしますと、ありがたいことに98%以上の確率で「おいしい!」といっていただけます。嗜好品のことですから、ほんとうにおいしいと感じておられるかどうかはわからないと言えばわからないのですが、特に若い女性は顔がピンクになって「おいいっしー!」と嬉しそうに発音していただきます。

これを繰り返していますと、どれを注文するか大いに悩んでいただくのですが、その、「おいしい」「おいしい」という言葉を聞いているのは私だけではありません。実は、ショーケースのジェラートたちが聞いているのです。

私は、この声をプレマルシェ・ジェラテリア全体のラボに共鳴するようにプログラムしていますので、うちのジェラテリアで製造された全てのジェラートが聞いていきます。プレマの開発した、自然食品たちも聞いています。

そして、次に聞いているのは、お客様の体内に入ったジェラートです。おいしい、おいしい、おいしいよ!という声は、宇宙の彼方まで広がって、または私たちの細胞一つ一つに浸透していきます。

おいしいは、笑顔を作ります。

おいしいは、健康をつくります。

おいしいは、幸せを作ります。

全てを作り出すのはおいしいです。

私は、全身全霊を込めて、毎日ジェラートたちにいいます。

「君たちはたんにおいしいだけではなく、
食べる人を最高の状態にします。
食べる人を最高に健康にします。
食べる人を最高の笑顔にします。
君は、そのためにここに産まれてきたのです。」

だから、私たちはおいしくないジェラートは作ることが出来ませんし、おいしいが開く世界があるということを、私はここで表明しておきます。

おいしいの無限に広がる世界を、体感しにきてください。

Our Gelatoの一覧へ戻る

Column TOP / Home

1分でわかる
プレマルシェ・ジェラテリア

  • 自然食屋が、そのノウハウの全てを注ぎ込んだ京都のジェラート店
  • イタリアジェラート協会 国際コンテスト3年連続複数部門受賞
  • 正統イタリアン・ジェラートでありながら、和素材を生かしている
  • 機能素材やスーパーフードを多用し、罪悪感ゼロで楽しめる
  • 日本最大級のヴィーガン、ノンミルクジェラートの品揃え
  • 安価で味の粗いサトウキビ由来の白砂糖は一切不使用
  • 合成乳化剤・合成安定剤、合成食品添加物は一切不使用
  • 主に外国人から特別に高い評価を受け、行列になる日もある
  • チーフ・ジェラティエーレ(ジェラート職人)は中川信男
  • 前代未聞の「ジェラートのすべてが米素材100%」も各種開発
  • 「食べたら血流が増加する」という公的試験機関データあり
  • 京都でフードバリアを超えるというプロジェクトを立ち上げ
    Beyond “Food barrier”! 参照 )
  • 私たちが作るジェラートは「心の薬である」と真剣に希求