2017.04.04
抹茶ジェラートはどこにでもあるかと思いますが、抹茶と緑茶粉末の細かい違いまで理解しているところはそう多くはないと思います。
ましてや、それがオーガニックか否か、という話しになれば、なおさらです。
自然食品の通販と商品開発をずっと手がけてきた私ですから、通常のお茶は大量に農薬を使い、そしてそれを洗い流すことができない故に、農薬の使用有無は大きな関心事になります。
ただ、有機認証のついた緑茶パウダーだけを使ったのでは、よくある苦みのつよい「抹茶フレーバーもどき」にはなりますが、ほんとうの抹茶フレーバーとはいえません。抹茶と緑茶は茶葉から違い、産地や製法によって全く違う味と香りですし、もっと大切なことはジェラートに使えるお茶系のパウダーには必ず殺菌が必要になり、殺菌方法の違いによっても、全く風味が異なってきます。
日本のアイスクリーム製造における細菌コントロール基準については世界有数の厳しさで、その枠内でできるだけ風味を残した確かで安全な殺菌方法、その細菌数の証明が取得できる抹茶や緑茶を使うことはできないのです。
抹茶フレーバーだから抹茶だけを入れたら抹茶ジェラートとしておいしくなるか?度重なる試作の結果、この答えはNoでした。恐ろしく高い超高級宇治抹茶で安全に殺菌されたものだけをたくさん使うと、抹茶特有の後味の甘さがうるさくなってしまい、糖分とのバランスを崩すことがわかりました。そこで、弊社でスーパーフードシリーズとして販売しているマクロヘルスシリーズのオーガニック粉末緑茶をある割合でブレンドしますと、苦みと渋み、そして抹茶のたまらない甘みが完全にバランスされることを発見、プレマルシェ・ジェラテリアでしか食べることのできない宇治超高級抹茶とオーガニック緑茶の出会いが素晴らしいジェラートが産まれたのです。
こちらがマクロヘルスのスーパーフードシリーズ。全ての製品に自社内での厳しい残留放射能測定を課しています。食品用のベクレルモニタを所有しているジェラテリアは、いったい世界にどれだけあるでしょうか。
http://www.binchoutan.com/macrohealth/
スイーツは、食べる人の幸せと直結しなければなりません。幸せの尺度はいろいろであり、ある要素を気にする人、私は「フードバリア」と個人的に呼んでいますが、このフードバリアを様々に乗り越えられるレシピの蓄積とお客様のフィードバックを得ながら、プレマルシェ・ジェラテリアは成長してゆきます。
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1分でわかる
プレマルシェ・ジェラテリア
- 自然食屋が、そのノウハウの全てを注ぎ込んだ京都のジェラート店
- イタリアジェラート協会 国際コンテスト3年連続複数部門受賞
- 正統イタリアン・ジェラートでありながら、和素材を生かしている
- 機能素材やスーパーフードを多用し、罪悪感ゼロで楽しめる
- 日本最大級のヴィーガン、ノンミルクジェラートの品揃え
- 安価で味の粗いサトウキビ由来の白砂糖は一切不使用
- 合成乳化剤・合成安定剤、合成食品添加物は一切不使用
- 主に外国人から特別に高い評価を受け、行列になる日もある
- チーフ・ジェラティエーレ(ジェラート職人)は中川信男
- 前代未聞の「ジェラートのすべてが米素材100%」も各種開発
- 「食べたら血流が増加する」という公的試験機関データあり
- 京都でフードバリアを超えるというプロジェクトを立ち上げ
(Beyond “Food barrier”! 参照 ) - 私たちが作るジェラートは「心の薬である」と真剣に希求